こんにちは。りろうし(@Rerousi)です。
サバゲー初心者向けの記事を書いているサバゲー初心者です。
この記事を読んでわかること
- インドアサバゲーフィールドHussar(フザー) Airsoft Field 名古屋でサバゲーしてきた感想
- Hussarのゲーム内容やおすすめの装備
※2019年12月22日訪問時の感想となっています。
Hussarのフィールド紹介

- 元英国の戦車兵だったデビットさんがオーナーを務めるインドアサバゲーフィールド
- 店内は2階建ての家屋の1階がCQBフィールド、2階がセイフティエリア&受付になっています。
受付&セーフティールーム

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急な階段を昇っていくと受付兼セーフティルームがあります。
階段を昇っていく左手にオーナーのデビットさんの軍隊所属時の凛々しいお写真が飾ってありました。
店内にもフィールドの名前の由来になっている英国戦車Hussarの生写真が飾ってあります。 -
Hussarの文字がプリントされたパーカーなどのグッズや軽食、BB弾などの物販が階段を昇ってすぐ右手にあります。
黒地に白い「Hussar」の文字が映えるTシャツ、パーカー、BB弾、カップラーメンなどの軽食が売られていました。
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物販のとなりに受付、マガジンウォーマー(食器乾燥機)、自動販売機などがあります。受付から見て一番奥に更衣室男女1部屋ずつがあります。
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店内には、6人掛けの机が7つほどあり、部屋の中央から左右に3台~4台ずつにわかれて設置されています。
机の側面には簡易なガンラックがついていますが、床から15㎝ほどの高さの土台と机側面から3cmほどのビスが数本突き出しているだけです。
長いエアガンを立てかける際は注意が必要です。気を付けないと、移動の際に他のお客さんのエアガンを倒してしまいます。
セーフティルームのテーブルは、ほぼ満席で少し狭く感じました。わたしが行った日は定員の40名がほぼ埋まる39名でした。
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受付正面には2部屋のシューティングレンジがありました。
[jin_icon_info color=”#e9546b” size=”18px”]一応、お店にはスチールラックやロッカーもあるのですが、他のお客さんの間をぬって行かないと通れないため持っていくものは最小限にした方がいいかもです。
Hussarのフィールド構成
Hussarの1階部分はカラフルなネオンが天井から照らされ怪しい雰囲気。
ネオンは色が青→赤→緑→紫といったかんじに定期的に変化させてくれますのでクラブのような感じです。
非日常感をあおる、ワクワク感があります。
フィールド内は高さ2mほどの木製の板でできたバリケードで、迷路のように仕切られており、奥行きが長く幅が短いです。
Hussarのインドアフィールドは、大きく三つの区画にわかれています。
①手前・・・フィールドへの出入り口があり、弾抜き用のボックスとフラッグ戦用のブザーがある
②中央・・・六角形の空間開けた空間(センターヘックス)、中央に高さ約1mの六角形状のバリケードがあり、バリケードとは別にゲームマスター(司会者)が天井近くの高台から見渡す
③奥・・・①とほぼ同じ構造
手前側にあるフィールド出入り口から1階から2階への昇降階段はかなり急です。
どれくらい急かというと足のサイズ29~30cmの筆者の踵がまるまるはみ出るくらい。
ゲームとゲームの間に何度も昇り降りするので、足のサイズが大きな人、身長が高い人は注意が必要です。
Hussarの1日の流れ
Hussarの1日のゲームの流れは、短時間ですが濃いです。
理由は、ゲーム時間中、つねに動き回っていることが求められるからです。
しかも基本的に、ゲームとゲームの合間に休憩時間はありません。
前のチームのゲームが終わる1分30秒前には次の組はフィールドインできるように2階の階段わきにスタンバイしていなければなりませんでした。
わたしが行った日のタイムフローを紹介します。
10:15 入店
10:30 受付開始
11:00レギュレーション説明
11:30~?最初のゲーム開始
13:00?~13:45? 休憩45分
15:30 最終ゲーム終了、集合写真
16:00 までに退店
安全と時間厳守のため、ゲーム中はフィールドを出ることも、途中で入ることも禁止されます。
移動も時間厳守で、前の組(赤チームvs白チーム)のゲームが終わったらすみやかに、次の組(青チームvs無印)と入れ替えがあり、ゲームとゲームの間に個別の休み時間は基本的にありません。
Hussarのゲーム内容

Hussar定例会は、
初心者から経験者まで、限られた時間内で、安全・平等に、いかにたくさんの回数ゲームを楽しんでもらうか?
が最優先に考えられています。
ゲームの開始時間、フィールドイン時間、ゲーム中の時間がゲームマスターのスタッフさんによって細かく管理されていました。
時間管理の様子はまるで、バスケットボールやサッカーの試合のようでした。
というシーンが何度か見られました。
もちろん、その場合はみな、勝機を得ようと突っ込んでいきます。
今回は主に「せん滅戦」と「ツーマンセル」について取り上げます。
5分間動きっぱなし!「せん滅戦」

例えば、「〇分間のせん滅戦」の場合、相手チームのエアガンから発射されたBB弾を1発でも体にもらうとフィールドから退場することが多いです。
ところが、Hussarの場合は1発では、終わりません。残り時間を使ってゲーム再スタートするため、撃ちあいができる時間が長くなっています。
せん滅戦では、ゲーム開始からすぐ撃たれてしまうと残り時間を持てあまします。
特に、サバゲー初心者さんやサバゲーがはじめての人は、最初のうちはせん滅戦が楽しめないことが多いです。
- せっかくゲーム開始時簡に追われて準備したのに
- 壁に鳴り響くBB弾の音にビクつき
- 緊張したりフェイスガードをして慣れない圧迫感にさいなまれていると、
- わけが分からないうちに体にBB弾が当たってゲームが終わってしまうからです。
例えば、私の場合、開始後すぐに被弾してしまうこともあるので1発も撃たずにゲームが終了することがよくあります。
ゲーム開始前に慣れないマスク装着やBB弾の装填など5分以上かけて準備したのに、「さあ行くぞ」と意気込んでゲームに臨むも、開始10秒で撃たれて、残りの4分50秒は待機場所で待つだけ
これで楽しめるでしょうか?
「なんのために時間をかけてこんな息がしづらい格好をしたの?」と初心者さんは思います。
5分間めいっぱい撃ちあうせん滅戦のルール しかし、Hussarのなら、初心者でも多くの時間ゲームを楽しめます。
しかも、若い人の方が体力があるので後半にいくほど有利になります。おじさんは5分間動き回ってヘロヘロなのでビギナーズラックで撃てる機会も増えますよ!
自分の記憶だと、少なくとも5分間で3ゲーム、多くて4ゲーム行われ、その間ほぼ走りっぱなしでした。
「1発も撃たないでゲーム終了という残念」な思いをする初心者さんが現れる可能性は下がります。
撃ちあうきょりも2m~10mと短く、決着やゲーム展開がスピーディです。フィールドは、中央以外は2mのバリケードが迷路のように配置されているためです。
せん滅戦は、
・青チームvs白チームで4ゲーム、
・陣地の手前、奥で入れ替えで合計8ゲーム
くらい繰り返しました。
寒い冬の雨の日でしたが、だいぶ体が温まりました(笑)
ツーマンセル・せん滅戦

Hussarさんではじめてプレイしたのが「ツーマンセルでのせん滅戦」です。
もっとカッコいい名前で呼ばれるルールでしたが、忘れました(笑)
ルールは、先ほどご紹介した5分間のせん滅戦にチーム内での「二人一組を導入」するというものです。
この「ツーマンセル」のルールが独特でたいへん楽しめました。
というのも、ツーマンセル戦は
「ペアになった仲間とは常にお互いが目視できる、直径2mの位置にいないといけない」
「パートナーが撃たれたら撃たれてない方もヒットあつかい」
というルールだからです。
お互いが目視できる位置はともかく、2mくらいのきょりを維持しながら相手チームと撃ち合わないといけません。
目視できなければいけないので、
- 壁越しにわかれて進む
- 相手をはさみ撃ちする
など安易な戦法はできません。
しかも、Hussarのフィールドの道幅は2m以下とせまく、高さ2mの板で迷路のように区切られています。
前に進むにしろ、後ろに進むにしろ初対面の相手とのコミュニケーションが必要でした。
わたしがペアになったのは20代半ばくらいの気のいい兄ちゃんで、サバゲー歴は1年くらいといっていました。
ガバメントさんの装備は、わたしが覚えている限りでは以下の感じでした。
- メインウエポン AK-47の電動ガン+トレーサー
- サブウエポン コルトガバメントをカスタムしたガスハンドガン
上半身と腰にハンドガンのマガジンポーチが4本装備していてCQBでの撃ち合いがしやすそうでした。
なんという行幸!
AKを持っていた彼は、私の中でと親近感が47%ほど急上昇しました。
ちなみに、わたしの当日の装備は
- メインウエポン G&G RK-47(電動ガン)
- サブウエポン1 東京マルイ ハイキャパD.O.R+マイクロプロサイト(ガスハンドガン)
- サブウエポン2 東京マルイ グロック18C+多弾100連マガジン(電動ハンドガン)
- 自作のヒゲマスク(シリコン製)
- CIAカミース/グリーン
- パコール/グリーン
- 56式チェストリグレプリカ
- bolleのゴーグル
- 首にはシュマグ
といったいで立ちで、チェストリグには多弾のスタンダードAKマガジンや電動ハンドガンのマガジンなど詰めていました。
ちなみに、最初のせん滅戦でAK-47がものすごく突っかかるのがわかったため、ツーマンセルをふくんだ後半のゲームはほとんどハンドガンしか使っていませんでした。
ゲーム開始前に少しだけ作戦会議をしました。
最初のゲームはフィールド右面から攻めることになった気がします(うろ覚え)
幸い、ガバメントさんはCQBエリアの撃ち合いが得意だったので前衛に出てもらい、自分は後衛で周囲を警戒するフォーメーションを取りました。
ゲーム開始後、前衛のガバメントさんが陣地右側のコーナーで待ち伏せ、自分は後ろを取られないように周囲を警戒していました。
ガバメントさんの射線と私の射線がクロス(✖)するように位置取り待ち受けます。へたに動くと、前衛は身を隠せても、片方が身を隠すバリケードがないのでこれでいいのです(笑)
2回目のゲームでは私が前衛で、フィールド左側から中央の開けた空間に攻め入りました。中央はバリケードの高さが2mから1mに減るため、視界が開けより激しい撃ち合いになりました。
壁の向こうからショットガンのリロード音や着弾音が聞こえたので
「ショットガンこえー」
と思い、びくびくしていました。お互いパートナーを連れているため、容易に突っ込んでこないのが逆に緊迫感があります。
結局、中央少し味方スタート地点寄りに陣取り、敵チームと撃ち合っていました。
ゲーム中は、敵が隠れているバリケードのナンバーをガバメントさんと教え合って敵の位置を伝え合ったり、左右に移動する際に声を掛け合ったりいいかんじに協力できました。
結局お互いの名前は聴かず終いでしたが、熱い戦いができました。
ガバメントさん!ありがとう!また会いましょう!
最後、にHussarさんのHPにあるフィールドのコンセプト文を掲載しておきます。
まさにコンセプト通り、初対面同士の参加者による協力サバゲーが楽しめました。
CONCEPT
コンセプト
Hussarのフィールド内では不思議な事に、当日初めて顔を合わせたメンバーが、自然と“チームワーク”を築きながら対戦していく現象が起こります。
イギリス軍に入隊するとまず1番はじめに学ぶ事は、武器の使い方ではなく、どの様に“チームワーク”を発揮すべきかという事です。
私どもHussarでは、お越し頂いた皆様に、一味違ったチームプレーという楽しみ方を味わって頂きたい、またお一人でお越しのお客様にも、名古屋という枠を越えたお友達、サバゲーコミュニティを作ってお帰り頂きたいと思っております。
二人一組で行動するミリタリー用語をツーマンセルというのですが、
元英国戦車兵のオーナー、デビットさんいわくツーマンセルという言葉は軍隊では聞いたことがないそうで、完全に日本のサバゲー用語なのでは?とのことでした。
Hussarでおすすめの装備
ハンドガン
Hussarは迷路のようなCQBエリアなのでM4やAK-47のような80cmちかくのフルサイズエアガンはかなりハンデがあるようにかんじました。
ハンドガンの方が短く、重さも軽いので、ずんずん前に進めます。
ツーマンセル戦では、お互いAK-47使いだったガバメントさんと私でしたが、どちらもAK-47をセーフティルームに置き去りでした。
しかし、同行した地元サバゲー友達はエアコッキングのショットガンでガンガン前に攻めていたのでどちらかというと立ち回りの方が大事かも。
しかもサンタコスプレ姿で!
Hussar遠征中。勿論、赤チームです。ちゃんとマーカーも巻いてますよ、赤いやつ! pic.twitter.com/EbWkNRwYeU
— 自由という名の翼を得た暁@JACK (@kt0hya) December 22, 2019
サブマシンガン/PDW
MP5やP-90、ARP-9など全長が短い電動ガンが攻めやすいです。
ガスブローバックのハンドガンは銃自体の発砲時の振動でBB弾の弾道がぶれます。
取り回しがよく、ガスブローバックガンより振動が少ないサブマシンガンなどの電動ガンが戦いやすく楽しめると思います。
「バリケードから少しの間だけ体をのぞかせ、射撃して隠れる」といった精密な動作がHussarのようなCQBフィールドでは必要です。
トレーサー
Hussarのインドアフィールドは天井のあちらこちらにカラフルなネオンが設置されているので、HPの画像に比べていくらか明るいイメージです。
しかし、実際にはうす暗い部分も多いため、自分が撃ったBB弾がどんな軌道で跳んでいるのかほぼ判別できません。
蓄光BB弾をとばせる「トレーサー」がかなり有効でした。というか、敵も味方もトレーサーを装着したBB弾しか見えない!
トレーサーを撃ってくる方向にけん制射撃しているうちに、スポーツサバゲーに特化した参加者に裏をとられてスパスパ撃たれました(笑)
余談ですが、サンタの真っ赤なコスプレをしていった地元サバゲー友達が赤いネオンの下では赤が保護色になっていました。
Hussarの安全管理

Hussarのレギュレーションはかなり厳しいです。お店のレギュレーションは遵守するようにしましょう。
「わたしたちはエアガンも実銃も同じように扱っています」
とゲーム開始前の説明でスタッフさんがおっしゃていたのもありますが、かなり厳格です。
・ゾンビ行為
・セイフティエリアでの銃口の安全管理
・ゲーム中の勝手なフィールドへの出入り
・他の参加者への暴言や直接のクレーム
・ヒットコールをしている人を撃ち続けるオーバーキル
・フィールド敷地外では銃をケースから出さない
など、他フィールドでも同じですが、
フィールドのレギュレーション、スタッフの指示には必ず従うようにしましょう。
「持ちやすいので、ライフルの底に手のひらを当て、銃口は天井方向を向いたままだった」
などは、疲れてくる後半、無意識にやってしまいがちです。
なぜキビシイかというと、現役の自衛官や警察官がしれっと参加者に混ざっていることが多いからだそうです。
銃口管理が甘いと、「この程度の(安全管理意識)なんですね」と小言なりをいわれることがあるからです(スタッフ談)
実際に英軍での軍隊経験のあるオーナーさんのサバゲーフィールドなので、余計に見る目が厳しいのかもしれません!
安全管理が本職の参加者の方に「Hussarは安全だ、大丈夫」と思ってもらうには、退店・出入り禁止のボーダーラインを厳しく設定しているのです。
全ては参加者全員が、安全にサバイバルゲームを楽しめるようにという取り組みなんだと思います。
2019年現在のエアガンへのイメージ

サバイバルゲームは、近年流行しているものの、世間の目は厳しいです。
毎年必ずといっていいほどエアガンを使った事件が不必要に大きく報道されます。
2019年だけでも
・東名高速のあおりハンドガン運転
・乳児へのエアガンによる虐待
など、全国区で悲しいニュースが報道されました。
特に3つ目の事件の報道の中には、ニュースの見出しが「乳児にエアガン その後死亡」などとあたかもエアガンが凶器のような扱いで速報を出す新聞もあるくらいです。
依然としてメディアは、叩きやすい単語としてエアガンをマークしています。
サバゲーマーやサバゲーフィールドはいつも安全管理に気を配っている必要があります。
まとめ
・インドアサバゲーフィールド「Hussar」は元英国戦車兵のオーナーが運営する本格的なCQBフィールド
・5分間ノンストップで動くため、サバゲー初心者さんも長く撃ち合いを楽しめます。
・ツーマンセル戦では、初対面の人同士で協力してゲームを楽しもう!
・安全管理は忘れずに!銃口の向きは常に下。
・Hussarではハンドガン、トレーサーの使用がおすすめ
・階段と銃の転倒にだけは気を付けて
今回はじめて『Hussar Airsoft Field 名古屋』を利用させていただきました。
Hussarは初心者でも経験者でも安全に・長い時間・エアガンでの撃ち合いが楽しめるインドアフィールドです!
スタッフの皆さん、参加者のみなさん、誘ってくれたサバゲー友達のおかげで楽しくサバイバルゲームができました。ありがとうございます。
最後までお読みいただきありがとうございました。